くるり

時々、着物な和の暮らし

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2015/11/01
料理家・中村美穂さんの「ときどき、和のある暮らしの料理」

ボジョレーは、大人な和風味で愉しんで





ことしのボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は11月19日。
ボジョレーは、パリの東南に位置するブルゴーニュ地方に広がるなだらかな丘陵地帯。
このボジョレー地区で、晩夏に収穫されたぶどうを、その年のうちに仕上げた新酒こそが、ボジョレー・ヌーヴォーです。
その風味は、フレッシュでフルーティーであることが特徴のひとつ。

11月に入ると、ボジョレー解禁をいまかいまかと待ちわびるように、食品売り場のディスプレイや、レストランなどが色めき立って見える光景も、いまや晩秋の風物詩だなと感じます。




...さてさて今月は、そんなボジョレー解禁にあわせて、ボジョレー・ヌーヴォーによく合う和風味をご紹介したいと思います。
その名も、“牛肉のステーキ、香味味噌ソース”。

赤ワインと相性のよい食材と言えば、なんといっても真っ先に思い浮かぶものは牛肉でしょうか。
ちょっぴり贅沢、かつ、敷居の高いイメージもありそうですが、ちょっとしたコツでおいしく焼き上げることができますので、イベントの多いこれからの季節にも、活躍してくれる1品となりそうです。



...はい、お肉が今まさに、じゅうじゅうと焼けておりますが、
さっそくレシピのご紹介です。
おいしい焼き方のコツも、後ほどご紹介します。


牛肉のステーキ 香味味噌ソース

【材料】
2人分
・ステーキ用牛肉
  (フィレ、サーロインなどお好みの部位で)200~300gを1枚
・塩、こしょう・・・・・・・・・・少々
・かぶ・・・・・・・・・・・・・・1個
・葱・・・・・・・・・・・・・・・1本
・オリーブオイル・・・・・・・・・少々

■香味味噌ソース
[A]
・赤ワイン・・・・・・・・・・・・大さじ2
・本みりん・・・・・・・・・・・・大さじ2
・めんつゆ・・・・・・・・・・・・大さじ2

・黒酢・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
・味噌・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
・柚子胡椒・・・・・・・・・・・・小さじ1/4
・葱のみじん切り・・・・・・・・・大さじ1
・にんにくのみじん切り・・・・・・小さじ1
・煎りごま・・・・・・・・・・・・小さじ1

【作り方】

  • 牛肉は、焼く30分~1時間前くらいから常温に出しておく。
  • 香味味噌ソースを作る。葱、にんにくは極細かいみじん切りにする。
  • [A]の材料を小鍋に入れて、とろみがつくまで煮詰める。
    そこへ、黒酢、味噌を加え、弱火で少し煮る。火を止めて、柚子胡椒と2を加える。
  • カブは食べやすい大きさのくし切り、葱は3cm長さに切って、グリルパンで焼く。
  • フライパンを温めてオリーブオイルを入れる。1の牛肉にかるく塩・こしょうをふり、 表側から中火で焼く。フライパンに接している面の下から1/4ほど焼き色がついたら裏返して少し焼く。
  • 焼き加減はお好みで。
  • 焼き上がったら、火を止めてお肉にアルミ箔をかぶせ、保温する。





牛肉は、表面を香ばしい焼き色がつくように焼き上げたら、内側の焼き加減は、お好みで。
...こちらは、ミディアムより、ややよく焼いた状態かな。



お肉を焼きながら、つけあわせの野菜のグリルを準備します。
カブや葱を、グリルでおいしそうな焦げ目がつくまで焼き上げるとお皿に盛りつけたときに、さらにおいしそうに。
...そう、焦げ目もごちそうです。




牛肉は、ひと口サイズにカットして、
こぢんまりと、お皿のやや真ん中に山高に盛りつけ、傍らにグリル野菜を添えて。

仕上げに、香味味噌ソースをたらりとまわしかければば完成です。
このソースが絶品和風味で、和皿にお箸というスタイルがよく似合うひと皿に...。

晩秋は、和服でボジョレーをかこむテーブルなんていかがでしょうか。


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中村美穂
イラストレーター / 料理家

広告や雑誌を中心にイラストレーターとして、また、自宅で料理教室を開催し料理家としても活躍。
著書に『誰か来る日のための素敵な盛りつけはセンスよりコツ』 (講談社)。
趣味はカメラ。愛犬と一緒に、季節を感じる散歩をするのが好き。
『週末、ことこと。』
http://mihodays.exblog.jp/