くるり

時々、着物な和の暮らし

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2015/12/01
料理家・中村美穂さんの「ときどき、和のある暮らしの料理」

クリスマスに焼きたい、小さなお菓子





街がクリスマス1色となりました。
いよいよ今年も、誰もが心躍らせるホリデーシーズンの到来です。
寒いのにあたたかで、幸せに包まれたような雰囲気が私も大好きです。

さて、今年のクリスマスは、どんなふうに過ごされますか?
特別な予定なんてなくても、普段とはちょっぴり違った装いのテーブルでおいしいお料理をかこむのも素敵です。

ここでは、クリスマスにささやかなときめきを感じられるような、そしてもちろん、和の風味も感じられるような可愛らしいクリスマスのお菓子、
“黒糖ジンジャーと林檎のクグロフ”をご紹介したいと思います。
きゅんとするような可愛らしいデコレーションでクリスマスのテーブルを、愉しく演出してみてはいかがでしょうか。



黒糖ジンジャーと林檎のクグロフ


【材料】 直径10cmのクグロフ型4個分、またはパウンド型1本分

[A]
・薄力粉・・・・・・・・・・・・160g
・アーモンドプードル・・・・・・40g
・ベーキングパウダー・・・・・・小さじ1
・塩・・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ

・無塩バター・・・・・・・・・・100g
・黒砂糖・・・・・・・・・・・・100g
・溶き卵・・・・・・・・・・・・大2個分
・生姜シロップまたは蜂蜜・・・・大さじ2
・生姜のすりおろし・・・・・・・小さじ1
・りんごの甘煮(※1) ・・・・・・1個分
・溶かしバター・・・・・・・・・30g
・粉砂糖・・・・・・・・・・・・適宜
・アイシング(※2) ・・・・・・・適量
・ドライフルーツ、ナッツなど・・適宜

※1 鍋に、皮をむいて1cm角に切ったりんごと、きび砂糖(大さじ2)、レモン汁(大さじ1)を加えて煮詰めて、冷ます。

※2 粉砂糖(150g)の中に、卵白1個分を少しずつ加えて練り、とろりとたれ落ちるくらいに仕上げる。

【作り方】

  • クグロフ型の内側にバター(分量外)を薄く塗り、強力粉をふっておく。
    [A]の粉類はあわせてふるっておく。
  • ボウルにやわらかくしたバターを入れ、黒砂糖を3回に分けて加えながら、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜる。
  • 湯せんにかけて人肌に温めた溶き卵を、2に少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。
  • 3に粉の1/3量を加え、ざっくりと混ぜる。残りも同様に、1/3量ずつ順に加えて、粉気がなくなり、つやが出るまで混ぜる。
    さらに生姜のすりおろし、シロップ、りんごの甘煮を加えて混ぜあわせる。
  • 型に流し入れ、とんとんと落として空気を抜き、180℃に予熱したオーブンで約20~30分焼く。
    竹串を刺してみて生地がつかなければよい。焼き上がりの熱いうちに、生地の表面に溶かしバターを塗って、粉砂糖をふるいかける。
  • アイシングをかけ、ドライフルーツなどをトッピングする。




アイシングは、ケーキの側面にとろりと流れ落ちるようにまわしかけて、カラフルなドライフルーツや木の実などを、思い思いにトッピングしてみましょう。
ここでは、クリスマスらしい真っ赤なクランベリーをはじめ、グリーンのピスタチオ、カレンズ、スターアニス、ピンクペッパーなどをつかってみました。

生姜の風味がきいているので、可愛らしいルックスとは裏腹に大人味で、この季節、風邪のひきはじめにも効いてくれそうです。

セロファンの袋の底に、土台となる厚紙を敷いて、その上にクグロフをのせて、セロファンの口をリボンで結べば、ちょっとした、クリスマスのおもたせのできあがり。

こんな手作りのプレゼントなら、あたたかな気持ちが伝わりそうです。贈る側も、受け取る側も、思わず笑みがこぼれそうな、クリスマスがもっと愉しく幸せになる、おいしいギフトです。




クリスマスまで、あと何日?
待ちわびる時間も、当日のその瞬間も、特別感にあふれたクリスマス。
誰のもとにも、素敵なひとときが届けられますように...。



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中村美穂
イラストレーター / 料理家

広告や雑誌を中心にイラストレーターとして、また、自宅で料理教室を開催し料理家としても活躍。
著書に『誰か来る日のための素敵な盛りつけはセンスよりコツ』 (講談社)。
趣味はカメラ。愛犬と一緒に、季節を感じる散歩をするのが好き。
『週末、ことこと。』
http://mihodays.exblog.jp/