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時々、着物な和の暮らし

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2016/7/1
料理家・中村美穂さんの「ときどき、和のある暮らしの料理」

薬味もごちそう、夏の麺






梅雨も明ければ、いよいよ本格的な夏の到来です。
「梅雨明け十日」とはよくいわれますが、雨の鬱陶しさから解放された途端、厳しい暑さが続くため体調を崩さないように気をつけなければならない時期でもあります。

そんな夏には、なんといっても喉ごしのよい冷たい麺が欠かせません。
薬味に香味野菜をたっぷりと使って、食欲がなくても、つるつると食べられる美味しい麺料理で、ことしの夏も、元気に乗り切りたいものです。



...さて、そんな薬味として思い浮かぶものは、葱や大葉、生姜や茗荷などなど...でしょうか。

ここでは、ほかにもスプラウトやオクラ、そして、夏ならではのゴーヤなどもくわえて、色どりのよい薬味をたっぷりと用意しました。



それぞれの素材を、丁寧に小口切りにしたり、細千切りにしたり生姜はみじん切りに...、それらをあわせてふんわりと仕上げた薬味は、生姜や大葉が殺菌作用を高めてくれることもあって、クッキングペーパーを敷いたタッパーに入れて冷蔵保存ができるので、とっても便利。
夏は、我が家の冷蔵庫に欠かさずストックされています。

これさえあれば、素麺やうどん、蕎麦の薬味としてはもちろん、和風ハンバーグに添えたり、蒸し魚などに添えたり、冷や奴や厚揚げの上にちょこんとのせて、夏のお酒のあてに...と大活躍。

それではさっそく、薬味もたっぷり食べて夏をおいしく乗り切るレシピをご紹介します。



薬味たっぷり、温玉ぶっかけうどん


【材料】 2人分

・冷凍うどん・・・・・・・・・・・・・・・・2玉
・温泉卵(市販)・・・・・・・・・・・・・・・2個
・だし汁・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc
・めんつゆ(市販の3倍濃縮のもの) ・・・・・200cc
・生七味(※)・・・・・・・・・・・・・・ 小さじ2
・大根おろし・・・・・・・・・・・・・・・5cm分
・ゴーヤ(塩もみをして薄スライス)・・・・・2cm分
・オクラ(茹でて縦半分に切る)・・・・・・・・ 2本

・合わせ薬味・・・・・・・・・・・・・・・・適量


※生七味(市販)はあれば使ってみてください。
その場合、甘塩の梅干し(1個)を種を取り除いてペースト状にしたものとあわせて、梅生七味にすることで、さらにさっぱりとおいしくいただけます。なければ、お好みで七味唐辛子を添えてもよいでしょう。


 

■合わせ薬味
・万能葱(小口切り)・・・・・・・・・・・・1/3束
・茗荷(小口切り)・・・・・・・・・・・・・・3本
・大葉(細千切り)・・・・・・・・・・・・・ 10枚
・生姜(みじん切り)・・・・・・・・・・・ 大さじ1
・スプラウト・・・・・・・・・・・・・・・・適宜


【作り方】

  • めんつゆにだし汁を加えて、うどんつゆを作る。
  • 合わせ薬味の材料をあわせる。
  • たっぷりの熱湯に冷凍うどんを入れて、約4~5分茹でる。
    ザルにあげて、流水でじゅうぶん冷やしてから水切りする。
  • 器に麺を盛り、大根おろしをのせ、合わせ薬味をたっぷりと山高にのせる。
    さらにゴーヤとオクラも添え、温泉卵をのせて、梅七味(または七味唐辛子)を添える。



仕上げにトッピングした温泉卵がとろけて麺とからまると、まるで和風カルボナーラのようなコクのある味わいとなり、さらに美味しくなります。

また、最近、市販品でもよく見かけるようになった生七味も、そのままでももちろん、梅とあえてさっぱりとした風味の梅七味としても、ちょっぴり添えるだけで、さらに奥深さが増します。

浴衣でお出かけをするのが愉しい、これからの季節。
いつものうどんも、夏らしく、ちょっぴりお洒落にいただくことで、目にも涼やかに、そして、洗練された大人の味わいとなります。

さっぱりと喉ごしのよい麺料理で、ことしの夏も健やかにお過ごしくださいね。



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中村美穂
イラストレーター / 料理家

広告や雑誌を中心にイラストレーターとして、また、自宅で料理教室を開催し料理家としても活躍。
著書に『誰か来る日のための素敵な盛りつけはセンスよりコツ』 (講談社)。
趣味はカメラ。愛犬と一緒に、季節を感じる散歩をするのが好き。
『週末、ことこと。』
http://mihodays.exblog.jp/