初夏の日差しを感じたら
まずは長襦袢から衣替え
一般的に絽の長襦袢は6月から9月とされていましたが、もはや気候変動が進むこの世界において、これまでの常識は通用しない状況になってきています。
季節感は大事にしたいけど、暑いのは我慢できない!という方。
初夏の日差しを感じたら、まずは長襦袢を衣替えしてみませんか?
透け感が美しい、趣きのある夏きものを楽しむには、薄く透ける夏物の長襦袢が必須アイテムです。
中でも「絽」は夏のフォーマルにも使用される夏物生地の王道の織り方で、生地に隙間があり通気性が良いのが特徴です。
「爽竹」はシルックで有名な東レが開発した、竹を原料とした新素材です。
吸放湿性に優れ、衣服内の湿気を素早く吸収し外へ放散するため、熱がこもらず着用時の快適性に繋がり、これからの時期も快適に過ごすことができます。
また、自然の抗菌性があり、汗の匂いも気になりません。
洗える素材でまず思い浮かぶのはポリエステル素材ですが、合成繊維特有のキシキシとした肌触りが気になる方も多いのでは?
「爽竹」は、なんと言っても柔らかな肌触りが特徴です。気軽に洗える素材でありながら、絹のような柔らかい風合いは、他にはない「爽竹」長襦袢ならではのおすすめポイントです。
バイアス半衿は、斜めに交差する綾織生地を45度にカットすることにより、適度の伸縮性を実現しました。
そのため、衿のシワや波うちを解消し、誰でも美しくシワのない衿元ラインを作ることができます。初心者の方にも大変おすすめです。
また、衣紋抜きが付いているため、衿の抜き具合も自由に調整していただけます。
薄い生地の夏着物は、「透け」が気になるますよね。くるりの爽竹長襦袢は、後ろ見頃全体に幅広の居敷当てを付けました。
長さも足元までしっかり付いているため、足元だけが透ける心配もありません。
お稽古で着物をお召しになる方にも、縫い目が避ける心配もなく安心してご着用いただけます。
汗の気になる季節は、もちろん洗える長襦袢がマストです!
半衿をつけたまま洗濯機で洗えるので、洋服のように気軽にお手入れ可能です。
洗濯ネットに入れて、「ソフトコース」や「手洗いコース」等の脱水時間が短いコースで洗濯したら、着物ハンガーにかけて陰干しを。
干している間にしわが取れるので、次に着るときも気持ちよく着られます。