こぎん刺し風の織りのモダンな八寸名古屋帯【ヘルシンキ】登場!

「こぎん刺し」風の織りのモダンな八寸名古屋帯【ヘルシンキ】登場です!

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八寸名古屋帯【ヘルシンキ】は、「こぎん刺し」の模様を、北欧風に表現して、「ほっこり」と「モダン」が融合した、他にはない愛らしい柄ゆきの帯をつくろうというデザイン企画のもと、桐生の機屋さんに特注して織っていただいた、くるりオリジナルの名古屋帯です。

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津軽地方に伝わる「こぎん刺し」は、その昔、綿の着物が貴重だったころ、麻布の強度や保温性を高めるために施した刺し子が発祥です。

こぎん刺しには、「テコナ(蝶)」「ハナッコ(花)」「だんぶり(とんぼ)」など、身近なものを題材にした沢山の模様があります。

そのこぎん刺しの伝統的な模様に、ノルディック風の雪柄などを取り入れて北欧テイストのモダンみのあるデザインに再構成しました。

そして、雪、石畳、トラム、カフェ、デザイン・アートなどが賑やかにあふれる『ヘルシンキ』の街の雰囲気に似ていることからヘルシンキと名付けました。

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桐生は、『西の西陣、東の桐生』と言われるほど、織り物の盛んな街です。
その起源は奈良時代まで遡り、時代を通して伝統産業として、今日まで技術を磨いてきました。

桐生の老舗機屋さんに脈々と伝わる織の技術と、くるりの挑戦的な物づくりとのコラボレーションで八寸名古屋帯【ヘルシンキ】は生まれました。

その制作行程には興味深いものがありましたので、織元さんにご了解頂き、ここにご紹介させて頂きます。

作業は、くるりが描いた図案(デザイン)を、紋紙(もんがみ)データへ変換することから始まります。

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織物のひと目ひと目までパソコン上で画像処理を行い、間違いはないか、織りの法則にのっとっているかを確認する緻密な作業です。

この作業を「意匠」といい、桐生でもかつては全て手作業で行われていました。作業がパソコンに移行しても作業していることは昔と何も変わらないのだそうです。

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↑ 紋紙(もんがみ)は横長の丈夫な厚紙でできていて、紋紙一枚にヨコ糸一本分のデータが全て入っています。

それらが織機の上部に設置されたジャカードに指示を与え、自動で織りながら模様を生み出すことができるのです。

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自動織機とはいえ、織り場では片時も離れずに、織り手が見守っています。

何かあれば自動で織機が止まる装置もあるそうですが、やはり人間の目でなければ発見できないトラブルもあるためだそうで、特に織物の耳(端)をきれいに織れるかどうかは、糸と織物設計と織り手の集中力がカギになるのだとか。

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さあ、そうして、少しづつ織り上がってきました。

織り場ではこのように裏側が上に出てくるので、鏡は織機に設置されていて、常におもて面が映るようになっています。

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地風や模様の見え方、風合いを考え、色々な糸を検討し試織して頂き、試行錯誤の末に織り上がりました。

優しさを残しつつ素朴になりすぎない、すっきりとした雰囲気に仕上がっています。

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地は、絹のわたから紡績した絹糸と、綿を組み合わせて織り上げています。
柄を織り出す糸は、ふんわりとボリューム感を出す加工が施してあり、こぎん刺し一目一目の雰囲気を表しました。

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柄出しが難しくないよう、お太鼓と前帯は柄が連続して入っています。

それでは、くるりと織り手さんのこだわりが詰まった八寸名古屋帯【ヘルシンキ】をモデルさんに締めて登場して頂きましょう。

こちらです!

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いかがでしたでしょうか。

盛夏以外の季節なら、長い期間に渡って締めることが出来ます。

今週末の発売開始です。

お楽しみに!