独自の視点でつくったTシャツ型の着物インナー【Legrand】

今や、たくさんのブランドが腕を競い合う「着物インナー」は、新たな着物のイノベーション・アイテムとして、Tシャツ型からスリップ型まで、幅広い形で研究されています。この度、くるりもTシャツ型着物インナー【Legrand（ルグラン）】を2019年8月上旬に発表いたします。

美しい着姿は、襦袢を綺麗に着ることから始まります。ですが襦袢は、半衿の縫い付けや、衣紋の上手な抜き方、半衿を左右均等に揃える等、面倒な手間が多いのも事実でした。襦袢がもっと簡単に着られれば、着物でのお出掛けがさらに気軽になるはず。くるりは、簡単に着られて着姿が美しく、そのうえお手入れも簡単な、新しい着物インナー【Legrand】を開発しました。国内の老舗Tシャツ専門メーカーと共同で開発したことで、インナーとしての着やすさと、襦袢としての衿周りの美しいフォルムを実現させることが出来ました。

東レ・シルックのバイヤス衿を採用。抜き衿の形がスッキリと美しくキマる。

Tシャツ型着物インナー【Legrand】の半衿素材には、着物ファンにお馴染みの、東レ社の機能性素材「シルック」の塩瀬風のバイアス衿を採用し、衿元に高級感を表しました。そして衿芯を内蔵式にして、着用時の手間を減らしました。芯の厚みにもこだわり、衿周りが波打つことなく、衣紋にスッキリとした美しい「抜き」が自然に現れるような仕様にしました。

首周りを優雅に包み込む優雅な曲線。被るだけで衿元が自然に立ち上がる。

Tシャツのように、すっぽりと頭から被るように着用頂くだけで、あっと言う間に（画像に見られるように）、衿が美しい曲線を描いて自然に立ち上がり、首周りを優雅に包み込みます。これが幾度もの着用実験とサンプルの修正を繰り返して、たどり着いたTシャツ型着物インナー【Legrand】の凄さです。

Tシャツに精通した専門家の助言を受けインナーとしての快適な着心地を実現。

くるりの着物インナー【Legrand】は、Tシャツの専門メーカーと共同開発しました。Tシャツ専門メーカーが持つ、着心地の良さを追求したパターン作成のノウハウと、Tシャツに精通した専門メーカーならではのアドバイスを取り入れ、インナーとしての快適な着心地を実現しました。

袖のデザインにラグランスリーブを採用。肩や腕が動かしやすく機能的に着られる。

袖をラグラン・スリーブ仕立てにして肩線に入る縫い目をなくし、肩周りをスッキリとさせました。ラグラン・スリーブとは、首回りから袖の下まで斜めに切り替え線が入ったデザインのこと。スポーツウェアに幅広く取り入れられるデザインで、一般的なセットインスリーブに比べて、肩や腕が動かしやすく機能的なのが特徴です。

衿あわせの角度は自由自在に調整が可能。半衿を縫い付ける事も衿芯を通す事も不要。

衿の合わせの角度は、体型やお好みによって、人それぞれに違います。衿合わせの内側には広めに面ファスナーを付けてありますので、自由に角度調整することが可能です。また、襦袢の面倒なことろは、半衿を縫い付けることと、衿芯を通すことですが、【Legrand】ならその全ての煩わしさから解放されます。

ご家庭で手軽に洗濯することが出来ます。シャツ地の天竺は肌触り良く快適フィット。

もちろん着物インナー【Legrand】は、ご家庭で手軽に洗濯することができます。丸洗いOK。洗濯後はノーアイロンで着られます。シャツ生地に採用した素材は肌ざわりの良い綿100%「天竺」、カットソー生地なので程よい伸縮性があり、快適にフィットして着心地が抜群に良いです。袖は二の腕がかくれる長めの丈にしました。薄手の着物でも二の腕の透けが気にならず、半襦袢に近い感覚で着られます。また、裾のラインが着姿に響かないよう、おはしょりの中に隠れる着丈にするなど、サイジングも細部にまでこだわった一枚です。

簡単に着られて、襟元が綺麗に現れ、着心地良く動きやすい。これに尽きます。

簡単に手間なく着られて、衿元が綺麗に現れ、着心地がよくて、動きやすい。そのすべてを兼ね備えていることが着物インナー【Legrand】の嬉しい特徴です。下の画像はモデルさんに【Legrand】を着物の下に着用していただき、撮影しました。着物姿の見た目は、通常の長襦袢を着用した場合と比較しても、まったく差がありません。