{@ member.last_name @} {@ member.first_name @} 様こんにちは
{@ member.stage_name @}会員 {@ member.active_points @}ポイント

vol.22 美しい庭園で癒し時間を「葛飾区山本亭」

2025年11月10日

少し早めに家を出て、着物でのお出かけをゆったりと楽しみたい一日。

数日前からコーディネートを考えて、衿の抜き具合や帯結びも、普段より少し丁寧に。

時間に余裕を持つと、街を歩く足取りも軽くなりますよね。

向かった先は葛飾区柴又。駅の改札を出てすぐ、帝釈天へ向かう参道には、今も変わらぬ下町の風情が残っています。

下町の景色を楽しみながら本日の目的地「葛飾区山本亭」へ。

趣のある長屋門を抜けると、穏やかな静けさに包まれた邸宅と庭園が迎えてくれます。

書院造の落ち着いた和の趣と、モザイク模様の石畳など洋の要素を併せ持つ空間が広がっていて、そのギャップがとても魅力的。

着物姿で歩いていると、まるで昔の邸宅に招かれたような気持ちに。なんだか特別な期待感が高まります。

邸宅に足を踏み入れると、赤い毛氈の敷かれた廊下の先に、見事な庭園が広がっています。

和の静けさと華やかさが溶け合う、思わず息をのむような光景です。

山本亭の庭園は、海外からの来訪者にも人気の場所。

言葉を交わさずとも、その静けさの美しさが伝わり、皆が穏やかな気持ちでその景色に見入っているようでした。

建具のいたる所に、よく見ると小さな鳥の姿が。

光や風を通しながら、そっと空間を仕切る昔の知恵。

職人の技術の中に、どこかほっとするような遊び心が感じられます。

旧玄関に飾られた菖蒲の絵も、鮮やかでとても印象的でした。

庭園の花菖蒲が咲き誇る季節に、初夏の装いで再訪したくなりますね。

邸宅内を見学した後は、庭園を眺めながらひと休み。

お抹茶と季節の和菓子。きれいな景色と甘味に包まれる癒しの時間が流れます。

和の趣をゆっくり味わう静かな時間。

日常を忘れさせてくれる、贅沢で心豊かなひとときでした。


《今日のコーディネート》

■着物:【CHIKUMO-千雲-】洗える着物 単衣仕立て 東レシルック江戸小紋 瑞雲 千雲/青磁

良いことが起こるときに現れるとされる雲を図案化した『瑞雲紋』。雲のように軽やかに自由に、との思いが込められています。

■帯:【CHIKUMO-千雲-】博多半幅帯 アラベスク/あじろ リバーシブル

重厚感のある博多織の半幅帯。お太鼓風に締めれば、かしこまったシーンにもおすすめ。




お出掛けスポット

葛飾区山本亭

住所: 東京都葛飾区柴又7丁目19−32
営業時間 : 9:00〜17:00
休館日: 第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)及び12月第3火・水・木曜
最寄駅:京成金町線 柴又駅



※本記事の内容は公開日時点の情報となります。施設情報等に変更のある場合がございます。ご了承ください。


コラムTOPページに戻る