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着物の基礎知識レッスン【第七回】着物のアウターについて

羽織のカテゴリー 羽織
羽織のカテゴリー 防寒アイテム
            

アウターをプラスしてもっとお洒落に!

着物に羽織ものやアウターをプラスするだけで、手軽にワンランク上のお洒落な着こなしになります。寒い時期だけではもったいない!今回は、様々な種類のある着物のアウターをご紹介します。



-目次-

・【羽織】
・【羽織紐】
・【カーディガン】
・【ショール】
・【コート】
・【道中着】
・【道行コート】
・【雨コート】


・【羽織】

・羽織のお買い物はこちらから

着物のアウターといえば、真っ先に上がるのが羽織。
元来、羽織は男が着用するものでしたが、江戸時代には粋の真骨頂であった深川芸者が着はじめ、その後女性に広まりました。
羽織の丈には流行があり、戦前は長め、戦後は短め、現在はやや長めのものが多いようです。 膝下まで長さがあるものを長羽織と呼びます。


▲おおよそ、膝下丈を超えたら長羽織に入るようです

羽織は前が開いているので、羽織紐を付けて前を留めます。
衿に乳(ち)という小さなループが付いていますので、ここに羽織紐を取り付けます。
羽織に合う羽織紐を見つけるのが楽しみでもあります。

▲もちろん、白いしつけ糸は取ってからお出かけくださいね

また、上級者は羽裏(はうら:羽織の裏地)にこだわります。江戸小紋の生まれた背景と同様、贅沢を禁じられた庶民はお洒落心を羽裏に込めました。それは現代でも引き継がれています。


<季節>
羽織は、素材により一年中楽しめます。
袷仕立てや透けない素材の羽織は、秋から翌年春ごろまで着用します。
紗やレースなどの透けている羽織は4月頃~秋口まで。夏の間のホコリよけや、冷房が寒すぎる時にも便利です。羽織から帯や着物が見えている様は美しく、上品な装いに見せてくれます。              



<TPO>
羽織はお洋服で言うところのジャケットやカーディガンのようなもので、室内でも着用できます。
食事の際も着たままでOK。

着物に一枚羽織ると、きちんとした上品な装いに見えます。

丈が短いとカジュアル感があります。
長羽織は丈が長いぶん、エレガントな印象があります。室内だと屈んだり、座ったりする時に羽織の裾を踏みやすいので、動くときに邪魔だなと感じたら脱いだほうが良いですね。

羽織は女性の正装ではありませんが、色無地や江戸小紋に紋付の羽織を着用すると略礼装になります。 着物姿が当たり前の時代、お母さんたちは黒紋付の羽織を着て子供の入学式に出席しました。


そうそう、羽織は衿を外側に折り返して着るのをお忘れなく!


・【羽織紐】

羽織は前が開いているので、帯まわりが見えます。着物、帯揚げ、帯締め、羽織紐のコーディネートが面白いところ。羽織に合わせて、いくつでも揃えたくなってしまいます。
紐を自分で結ぶタイプ、ビーズやチェーンでできたタイプなど色々なものがあります。

くるりのオリジナル羽織には共紐の羽織紐が付属されているので、購入後すぐに着ることができます。
気分によってお手持ちの羽織紐と付け替えても楽しいですね。

          

・【カーディガン】

・カーディガンのお買い物はこちらから


最近人気が高まっているカーディガン。着物の袖と帯が収まれば、洋服と兼用で着られます。
羽織よりさらに気軽で、着物の袖をきちんと収めなくても、さっと羽織れるのでラクチン
様々な素材やデザインがあり、羽織とはまた違った楽しさがありますね。

<季節>
様々な素材があるので、一年中楽しめます。
洋服と同じ感覚で、体感に合わせて選ぶことをおすすめします。
冬向けの厚手のカーディガンは、軽いコートの代わりに。
透ける羽織は4月頃~秋口まで。バッグに一枚入れておくと、外出先でサッと羽織れて便利です。


<TPO>
普段着や気軽なお出かけに重宝します。
お家でリラックスして過ごすのにもおすすめです。

羽織同様、丈が長いほど上品な印象になります。
ドレープの出る柔らかな素材は、羽織とは別のエレガントさがあり素敵です。


・【ショール】

肩からショールをかけると、上品で淑やかな印象になります。
着物向けのショールもありますが、普段お使いのお洋服用のショールでもかまいません。
着物向けに作られたショールは、ちりめんやベルベットなどの上質な素材が多く、友禅や贅沢な刺繍が施されたものもあります。
ウールやカシミアなどの温かい素材で厚手のショールは防寒用です。肌寒い時期、肩回りに一枚布があるだけで暖かさが違います。大きめがおすすめ。

▲大きめのショールで背中の帯を覆うと安心です

<季節>
肌寒い時期はもちろん、羽織ものを着るほどではない時にも一枚持っていると安心感があります。

<TPO>
気軽なお出掛けに向いています。あまりかしこまらない場面がおすすめですが、室内では脱ぐためあまり気にしなくても大丈夫です。

・【コート】

・コートのお買い物はこちらから

ウールなどの温かい素材が多く、着物の袖と帯が収まるように袖や身幅がゆったりと作られています。
デザインや素材が豊富です。丈が短いほどカジュアルで可愛らしく、長いほど大人っぽい印象です。
着物と洋服で兼用できるデザインもあるので、是非お好みのコートを探してみては?

▲洋服に着ても素敵なデザインのコートも!


<季節>
晩秋から春の初め頃。急な冷え込みに備えてコートがあると安心です。
ショールやグローブを組み合わせれば、さらに温かく、さらにお洒落に。
<TPO>
色柄、素材で様々なシーンに着用できます。
フォーマル向けには、カシミアやベルベットなど艶のある素材の黒い和装コートがあります
室内では脱いでしまうため、フォーマル用のコートを用意しなくても大丈夫ですが、
あまりに個性的な色柄や素材感のものは浮いてしまうことがあります。
着になる場合は、肩から無地の大判ショールを掛けるとコートの印象が抑えられます。

冬に着物を着る機会がそこまで多くない場合、コートを用意するか迷うところですが、洋服と兼用できるコートがあると、寒い時期にずっと活躍するのでおすすめです。


・【道中着】

・道中着のお買い物はこちらから

着物のように前を合わせて着る形の和装用コートです。
後述する道行コートに比べ、粋でかっこいい印象です。
道中着という名前は、「道中、お気をつけて」など言うように、旅路に着る上着が由来のようです。

▲前を合わせて紐を結ぶ形です。身幅に合わせてすっきりと着られます。

<季節>
羽織同様、素材により一年中楽しめます。
袷仕立てや透けない素材は、秋から翌年春頃まで、
紗やレースなどの透ける道中着は4月頃から秋口まで着用します。
<TPO>
道中着は、一般的にフォーマルではなくお洒落用のコートとされています。
ただ、上品な色柄と生地であれば最近はあまり気にしないことが多いようです。無地や絵羽柄がフォーマルに向いています。
コートなので室内に入る前に脱いでくださいね。


・【道行コート】

・道行コートのお買い物はこちらから

衿まわりが大きく開いている和装用コートです。
道中着に比べてクラシックで上品な印象です。茶道をたしなむ人に愛用者が多いのも道行コートです。
衿まわりの開きは、四角い角衿、角が丸い都衿、菱衿、丸衿などあります。

(▲くるりオリジナルの道行コートは衿の開きが菱形でスタイリッシュ!)

<季節>
羽織や道中着と同様、素材により一年中楽しめます。
袷仕立てや透けない素材は、秋から翌年春ごろまで、 紗やレースなどの透ける道中着は4月頃~秋口まで着用します。

<TPO>
お洒落着にもフォーマルにも着られる形の和装用コートです
フォーマルに着る場合は、無地か絵羽柄で、色合いや気時間が上品なものを選びましょう。小紋柄や紬生地の道行はお洒落着用です。
道行も室内に入る前に脱いでくださいね。


・【雨コート】

着物用のレインコートです。
水に強い素材でできているものが多く、生地に撥水加工が施されているものは雨を弾きます。
着物の裾が濡れないように、裾までしっかりと覆われることが大切です。
ロングコートのような一部式のものは、体形に合わせて丈がピッタリになるように仕立てるか、紐で結んでおはしょりの様に裾を上げて丈を合わせます。
上着と裾除けに分かれた2ピース式のものは、簡単に丈を合わせることができます。プレタを購入する場合は二部式がおすすめです。

▲上着と裾除けに分かれている二部式は着用が簡単です

<季節>
季節は問いません。上着が雨コート一枚では寒い場合、下に羽織やカーディガンを着ても大丈夫です。
天候が不安な時は、いつもの羽織ものを着て、雨コートの裾除けをバッグに入れて出掛けると安心です。

<TPO>
雨コートも室内に入る前に脱いでくださいね。
脱いだ雨コートを持ち歩く場合は、着物を濡らさないように、水を払ってからたたみましょう。 雨の日のお出掛けは、濡れたものを入れられるサブバッグやビニール袋があると便利です。




いかがでしたでしょうか?

色々な素材のアウターがあるので、寒い時期だけではなく、一年中楽しむことができます。

これからアウターを揃えたい場合、袷仕立てまたは透けない素材の単衣、そして薄手の透ける素材。この二枚があれば、ほぼ通年カバーできます。

アイテム別では、着物ならではの雰囲気を楽しみたい方には羽織、
モダンでカジュアルに着たい場合はカーディガン、
きちんと見えるコートがほしい場合は、道中着か道行がおすすめです。
コートや雨コートは、必要に応じて揃えていきましょう。

アウターを活用して、着物のお洒落をもっと楽しんじゃいましょう!


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