伝統工芸をモダンに楽しむ
「大人の極上褒められ帯」
すれ違う人に、二度見させてしまうほどクールなおしゃれ感が漂う博多帯『玉菊』の魅力は、スタイリッシュなセンスと、日本の伝統に培われた工芸品とのコラボレーションから生まれたスタンダードな美しさ。
モダンな配色と伝統の技術が織りなす、美意識あふれる通好みのデザインです。
博多帯『玉菊』の魅力はなんと言ってもその独特の表情にあります。
立体的な球体の模様に、中心にはくすんだシャンパンゴールドの煌きを添えて上品な華やぎをプラス。
ほんのりデフォルメされた可愛らしい玉菊の花は、モダンな構図と、スッキリとしたオフ・ホワイトベースの配色の大人っぽさとがうまくマッチングして独特の世界を醸し出しています。
帯が主役級の風格を持っていますので、着物は、無地やシンプルな柄のものもよく似合います。
博多帯ながら、どんなお着物でも、上品にドレスアップした雰囲気が漂います。
普段着スタイルだけでなく、カジュアルフォーマルのお席にも締めて行ける、幅広く着回せる一本です。
博多織と聞くと献上柄を思い出しますが、実はそれだけではありません。 献上/変わり献上、平博多(ひらはかた)、間道(かんどう)、総浮(そううけ)、重ね織(かさねおり)、綟り織(もじりおり)、絵緯博多(えぬきはかた)と、7品目もあるのです。
【玉菊】は絵緯博多です。 ジャカード織機を使い、先染めをした絹糸を使います。簡単な組織の織ではなく、工夫された組織で柄が様々な織り方で表現されています。そのために奥行きが感じられ、どの部分をとっても飽きさせない美しい織りに仕上がっています。
菊の花が立体的に、帯に浮かびあがるように映えるのは、絶妙な組織を使い分けられたからこその賜物です。ただ柄を表現するだけでなく、織りの美しさも楽しめるのは、長い歴史を持った博多織なればこそです。
そして、美しいだけではなく、博多帯の持ち味である「締めやすさ」も嬉しいところ。 軽い締め心地で、一日締めていても疲れにくいため、旅行などの長時間のお出かけにも大変おすすめです。
その卓越した美しさと、機能性の高さ。一本あれば様々なシーンで活躍してくれる自信作です。
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