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着物の基礎知識レッスン【第八回】草履の季節とTPO

草履から始まるお洒落!足元に個性を。

着物の装いを引き締めるのは、まさに“足元”。草履はコーディネートの仕上げに欠かせない存在です。しかし、形や素材、季節や場面ごとのふさわしさなどを考えると、意外と迷いがち。

このコラムでは、草履の季節やTPOをわかりやすくお伝えします。



目次

草履に季節はあるの?

季節はある!けど、通年OKな草履もある

絽や紗、麻、縮、絹紅梅など、夏着物には様々な素材があり、夏にこそ楽しめる風合いです。6月の単衣シーズンになったら、半衿や帯揚げなど小物から先行して夏ものをコーディネートに取り入れます。

「あれ、草履はどうなんだろう?季節はあるの?」

草履も着物と同じように、夏らしい素材やデザインがあります。ただ通年OKな草履もあるので、着物や半衿のように必ず夏ものを身に着ける必要はありません。

「麻」や「パナマ」など、季節感のある素材の草履を選ぶことで、より洗練された夏のコーディネートになります。

また、下駄も草履同様、通年履けるものと、季節感のあるものがあります。鼻緒や下駄台の天に夏らしい素材を取り入れた草履は、単衣時期から夏に履くのがおすすめです。


【夏向け草履の特徴】
鼻緒や台に夏素材を使用(麻、パナマなど)

【通年OKな草履の特徴】
「本革」「合皮」などは季節を問わず着用可能

夏のおすすめ草履

履きやすいほめられ草履 夏・単衣 ファブリック〈CHIKUMO-千雲-〉

素材感のある草履で足元から涼やかに!

ナチュラル感のあるパナマ調素材は、表面に凹凸がありサラリとしていて爽やかな履き心地です。すっきりとした白の鼻緒が上品でカジュアル過ぎない印象に。

草履は、半衿や帯揚げほど、夏素材の取り入れ時期は明確ではありません。 最近は5月の連休あたりから気温がぐんと上がり、夏のような日差しを感じることも。 フォーマルでない場面では、その日の気候や体感温度に合わせて、装いを自由に楽しむのがおすすめです。

軽やかな素材で季節の移ろいを楽しみましょう。

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さらりと風をまとう麻の着物と、夏草履の組み合わせ。涼を感じる、夏の軽やかな装い。


上品な江戸小紋に、深みのあるグリーンの夏草履。 洗練された大人の足元に。

草履と下駄の違い

どちらも着物に合わせる履物ですが、形状や素材に違いがあります。用途に合わせて履き分けるとよいでしょう。

草履 下駄
素材 台に布や革が貼られている 木(主に桐)、表面に桜や竹を貼ったものも
形状 舟形 右近、小町など様々
用途 礼装、おしゃれ着向け、普段着向けなど様々 浴衣や普段着きものに
足袋 必須 素足でも足袋でもOK


下駄の種類

【右近】
上から見ると小判型、横から見ると土踏まずあたりがくりぬかれた形になっています。高さがなく軽いので、サンダル感覚で気軽に履ける下駄です。

【小町】
前の歯が斜めになった下駄。後ろ歯が太いので安定感があり、歯が減りにくい。前にのめり込むように歩くことから「のめり下駄」とも呼ばれます。

【三味右近】
三味線の胴に似せた形をした角ばった下駄です。スタイリッシュな形が目を引きます。

【舟形】
形が草履と同じで、歩きやすく安定しています。上品さもあり、少し改まった場面でも履くことができます。


【右近】

【小町】

【三味右近】

【舟形】

浴衣に草履を履いてもよいの?

浴衣によっては草履もOK

「長板染め」「有松絞り」などの上質な浴衣や、上品な雰囲気の浴衣には草履を合わせても素敵です。ただし、必ず「足袋」を履きましょう。また長襦袢(Tシャツ襦袢や半襦袢でもOK)を着用すると、浴衣を着物風に着こなすことができます。

注染やカラフルなプリント柄など、柄が大きく浴衣らしいデザインの場合は、素足に下駄が似合います。


サイズの選び方

かかとが少し出るのが「正解」!

草履を着用した際に、かかとから足が1~2㎝出るのが正解です。歩いたときに足運びがスムーズになり、足元をすっきりと見せる効果もあります。

大きすぎる草履を選ぶと、歩いた際に足がパカパカして着物の裾を巻き込む危険があるので気を付けましょう。


《鼻緒がきつい場合の対処法》

1. 履く前に「指を入れて広げる」
鼻緒の前つぼ(親指と人差し指の間が入る部分)を、指で少しずつ広げておきます。無理に引っ張らず、少しずつ慣らすのがコツです。

2.厚めの靴下で履いて慣らす
厚手の靴下をはいた状態で試し履きすることで、鼻緒が柔らかくなります。


草履のTPOについて

カジュアル向けとフォーマル向けがあります。見分け方を覚えると安心です。
台の高さが5cm程度で白や淡い色の草履は、気軽なお出掛けからセミフォーマルにも履けて万能です。


【カジュアル草履】
◎台の枚数や高さは好み
◎色が淡いほど上品
◎爬虫類系の皮など個性的なものもある

【フォーマル草履】
◎三段重ね以上、5㎝以上
◎台と鼻緒は同素材、同色
◎色は金、銀、白系、本革の他に錦織など高級織物




草履は、着物の足元を美しく整える大切なアイテムです。TPOや季節に合わせて、素材や色、形を選ぶことで着姿がいっそう素敵に。

着物や帯との調和を意識しながら、自分らしさを引き立てる一足を選べば、着物の楽しみがさらに広がります。

装いに合わせた草履選びを楽しみましょう♪



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