Vol.2神田明神と甘酒

夏が来ると無性に行きたくなる場所があります。 東京の中心地、千代田区神田に鎮座する「神田明神」。

それは、目にも鮮やかな総朱漆塗りの社殿を臨むと、力強くてパワーをもらえる気がするからです。

縦縞に石蕗(つわぶき)の葉が大胆に描かれた、お気に入りの浴衣を着て訪れました。

まずは、身を清めてから参拝です。

神田明神のご祭神には、 「縁結び」「商売繁昌」「勝負ごと」などがあるそうです。

徳川家康が関ヶ原の戦いへ臨む際、神田明神へ戦勝祈祷を行なったといいます。それは効果絶大ですね!

滝が流れているこの岩山は「獅子山」といい、頂上に夫婦の獅子、山の下に子獅子がいます。

「獅子の子落とし」を造形化したもので、親獅子は江戸期に造られたそうです。 暑い日差しの下、滝が涼しくて気持ちよい~。

マイナスイオン感じます!

さてさて、神田明神を訪れたら、ぜひ体験していただきたいのが「獅子舞おみくじ」。獅子舞がお囃子に合わせておみくじを運んでくれるのです。

今回の結果は。。。内緒です☺ 沢山の人達と、楽しいお仕事と、色んな縁に恵まれるよう、境内のおみくじ掛けに結んできました! 外国人向けの英文おみくじもあるんですよ。 海外の方にも気軽に楽しんでいただけますね。

他にも、青銅色の鳥居や随身門、祭祀殿に資料館など、見所がたくさんあるので、歴史に触れながらじっくり散策を楽しめます。

そして、夏になると「神田明神」を訪れたくなる理由がもう一つ! 参道入り口にある「天野屋」の冷やし甘酒~。

甘酒は「飲む点滴」といわれ、健康ブームの昨今、スーパーなどでも簡単に購入出来るようになりましたが、天野屋さんの甘酒は別格の美味しさです。

創業当時から、お店の地下にある天然の土室(むろ)を使って、米と糀のみで作る自然な甘みが魅力なんです。

甘酒をいただいた後に、「氷甘酒」もいただいちゃいました!

汗をかいた体に、ひんやりと栄養が染み入ります。

天野屋さんの店内にはレトロなポスターや鉄道模型、ブリキのおもちゃが飾られていて昭和にタイムスリップしたような懐かしい空間でとっても落ち着くんです。

丸い窓から見える石灯篭や庭木も雰囲気ありますよね。 縁結びや勝負事のご利益を頂きに、そして夏を健康に過ごす栄養を貯えに、浴衣で神田明神を訪れてはいかがでしょうか。

神田明神
江戸東京に鎮座して1300年近くの歴史をもつ神社。東京―神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々の総氏神様。年中行事も多く、8月11日(金)~13日(日)は「納涼祭り」が開催されます。

〒101-0021
東京都千代田区外神田2-16-2
公式HP
http://www.kandamyoujin.or.jp/



天野屋
弘化3(1846)年創業、老舗の甘酒屋。米と糀だけを使った伝統的な手作り製法で、甘酒を作り続けている。神田明神名物の芝﨑納豆や塩糀など、店頭のほかオンラインショップでも購入できます。

〒101-0021
東京都千代田区外神田2-18-15 公式HP
http://www.amanoya.jp/

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