仕事モードでも、家で脱力モードでもない。その中間のちょっとだけユルい時間。 「大人のチョイゆる時間」は、人生で一番幸せな時間かもしれませんね。そんな時間には、不思議と着物が似合ったりするんです。 このコラムでは、そんな素敵な時間に訪れたい場所をご紹介します。
友人宅にお呼ばれ。さて、手土産は何にしようか。
南青山の住宅街にパイナップルケーキの専門店がある。 台湾にある微熱山丘の東京支店「SunnyHills at Minami-Aoyama」。 隈研吾氏の設計による建築で、内観はもちろんインパクトのある外観が有名。一見の価値がある。 木組格子の隙間からの日差しが、店内に優しく降り注ぐ。なんて贅沢な空間なのだろう。
店内はカフェスペースではなく、訪れた人を心からもてなし、寛いでもらう為の空間。 席に着くと、程なくしてスタッフの方がお茶とパイナップルケーキを出してくれる。「台湾流のおもてなし」だという。 自分で注文するわけではなく、訪れた全ての人に提供されるというから驚く。
すっきりとした飲み口のお茶と、爽やかな酸味のパイナップルケーキの相性はバツグン。
しっとりとしたクッキー生地の中に、繊維質なパイナップルジャムがぎっしり。真夏の太陽を浴びて、一年で一番甘く熟したパイナップルを使用している。 太陽の恵み、美味しくいただきます。
大きなガラス窓で見晴らしが良く、開放的な景色。
階段の踊り場にはおしゃれな自転車。 看板やケーキのパッケージに描かれているオリジナルキャラクターも自転車に乗っている。 本店がある台湾の南投はサイクリングコースとして人気で、自転車に乗っている人が多くいることが見慣れた風景となっており、地域に根差したブランドのシンボルとして、全ての店舗に自転車が飾ってあるのだそう。
訪れた目的、友人宅への手土産にパイナップルケーキを購入。布のトートバッグ入りなのも嬉しい。
贈る相手の喜ぶ顔を思い浮かべながらの手土産選び。選んでいる自分も笑顔になる楽しい時間。 お店を訪れた感想やエピソードも土産話になりそうだ。次回は友人も誘って訪れてみよう。
SunnyHills at Minami-Aoyama自然の素材を生かし真心こめて作られる台湾生まれのスイーツブランド。まるで森の中に迷い込んだような店内には木々の間から優しい木漏れ日が差し込み、都会にいながらも日々の喧騒から離れた穏やかな時間が味わえる。
〒107-0062
東京都港区南青山3-10-20
公式HP
http://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/