正絹名古屋帯【鳥獣戯画/酒壺】
くるりストアGINZAのオープンを記念して、この秋にお薦めの染帯を8点ご用意いたしました。もちろん、オンラインショップ。また他のストアでも発売いたします。
手描きで表された味わい深い表情と
帯の温もりのある素朴な糸味が魅力
型紙をつかわずフリーハンドで柄を描く「手描き友禅(てがきゆうぜん)」の技法で、京都の職人さんに染めていただいた、エレガントな雰囲気の正絹名古屋帯【鳥獣戯画/酒壺】です。くるりのデザインチームが図案を選んで、色指定をしたオリジナルカラーです。職人さんが1点1点手染めしています。
【鳥獣戯画/酒壺】は、帯地のお太鼓柄の部分に壺垂れ(つぼたれ)風の地模様を引き染めで表し、その間の白場に蛙と兎が酒壺を担ぐユーモラスな情景を描いています。重そうな酒壺を大儀そうにかつぐ蛙と兎の表情が愛らしく、この帯を締めたときには周囲の人々を和ませそうですね。前帯の柄の弓を置いて休む兎も、右巻き・左巻きで微妙に表情が変わっているところも、この帯の魅力です。
帯地には、真綿の味わいが特徴の石下機の結城紬(証紙付き)を採用いたしました。通好みの意匠とともに、紬らしい温もりのある素朴な糸味をお楽しみください。